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用語集

歯石

歯の表面に付着した歯石

歯石とは、歯の表面に沈着する灰白色、黒褐色の石灰化した物質です。
歯垢(プラーク)の細菌と菌体間質が石灰化して生じた沈着物で、リン酸カルシウムを主成分とする無機質が約80%を占めます。
歯石は2つに分類され、歯肉縁より上に形成されているものを「歯肉縁上歯石」、歯肉縁より下に形成されているものを「歯肉縁下歯石」といいます。
歯に付いた歯垢(プラーク)は、わずか2日間で歯石になるといわれています。
歯垢(プラーク)は、歯みがきや歯間清掃用具(デンタルフロス)などで除去できますが、歯石に変化してしまうと、歯科医院等で歯石除去(スケーリング)を受けなければ取り除くことはできません。
放置すると歯石はどんどん硬くなり増えていきます。歯石の表面はでこぼこしているので、ますます歯垢が付きやすくなり細菌の温床になる恐れがあります。
また、歯石があると歯肉に炎症も起きやすくなります。そのため、歯石の除去は歯周病予防にとても大切となります。

歯石のつきやすい場所 唾液線の開口部 1.上の奥歯の外側 2.下の前歯の裏側資料提供 公益財団法人ライオン歯科衛生研究所