歯周病と口臭
口臭を気にしている人は「約8割」
皆さんは、自分の「口臭」が気になりますか?ライオンの調査によると、老若男女の約「8割」が口臭を気にしているとのことです。口臭は自分では気付きにくいため、余計に気になってしまうのかもしれません。口臭は多かれ少なかれ誰にでもあるものです。まわりの人が不快に感じるレベルになる前に口臭をケアしましょう。
口臭を気にしている人の割合
※2024年 ライオン調べ
「口臭」の種類
発生原因はニオイのある食品を食べたことだと考えがちですが、食品以外にも様々な原因があります。
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1.生理的口臭
起床直後や空腹時など、口の中の細菌が増殖して発生する口臭です。生理的口臭は健康な人でも発生する口臭で、歯みがきや食事をすることにより減少します。
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2.外因的口臭
ニンニク、ネギなどのニオイのある食品、酒、タバコなどによる口臭で、多くは時間の経過とともに弱まります。
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3.心因性口臭
口臭検査でも口臭が認められず、本人だけが口臭があると思い込む口臭。自臭症とも言われます。
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4.病的口臭
歯周病、進行したムシ歯など、口の中の病気が原因で発生する口由来の口臭と、糖尿病や肝臓病など、体の病気が原因で発生する全身由来の口臭があります。
歯周病によって口臭が起こるケースもあります。
ムシ歯や歯周病が原因で口臭を引き起こす場合があります。口臭が気になる状態を放っておくと、ムシ歯・歯周病が更に悪化し、口臭もよりひどくなることもあるので、注意が必要です。
一度歯ぐきの状態をご自身でチェックして、歯ぐきが赤くなっている、歯ぐきが腫れているといった症状が見られる場合は、歯科医院で診てもらうことをおすすめします。
日々の口臭ケアは、やはり丁寧な歯みがきが重要。力まかせにゴシゴシとみがくのではなく、ハブラシで歯ぐきをやさしくマッサージするようにブラッシングしましょう。口内の細菌が口臭を起こすこともあるので、歯みがきの仕上げに殺菌剤入りの洗口液(マウスウォッシュ)を使ってみることも対策のひとつです。
もっと知りたい! 歯周病のこと
※歯周病は歯肉炎・歯周炎の総称