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子供の歯ばかり気にしてない? 30代の3人に2人※1
抱える“お口トラブル”とは

※1 出典:「平成28年歯科疾患実態調査(厚生労働省)」

子供の歯ばかり気にしてない? 30代の3人に2人※1が抱える“お口トラブル”とは

歯は、全身の健康をも左右する重要なパーツだといわれています。一昔前には「芸能人は歯が命」なんて言葉が流行りましたが、誰にとっても歯が大切なパーツであることは言わずもがな。特に、子どもの歯のケアに力を入れるママも増えているようです。

一方で、30代以上の大人はというと……「毎日歯みがきしてるからOK!」、「今のところ痛みがないから大丈夫」と自己判断している人も多いのでは? よくよく考えてみると、学校でお口のケアについてしっかり教わる経験はなかなかないものです。この機会に正しい知識やケア方法を学んでいきましょう。

■口臭、お口のネバつき、食べ物が挟まる……。
もしかしたら、きちんとみがけていないのかも!?

最近なんだか口臭が気になる、食後歯に食べ物が挟まりやすい、若いころに比べて歯ぐきの色が悪く見える……そんな体験はないでしょうか?もし心当たりがあれば、それは単純に「上手にみがけていない」だけではなく、それが原因でトラブルが起きている可能性があります。それは、歯ぐきのトラブル“歯周病”です。

とはいえ、実際に異変を感じていても、痛みや歯のぐらつきなどの目立った症状がないと、つい受診を後回しにしてしまいがち。30代の働く女性や子育て中のママは忙しいので、特にそうかもしれません。
ですが歯周病は放っておくと非常にこわい病気です。歯周病になる前に、普段から予防のためにケアをすることが重要なのです。

さまざまなお口トラブルを引き起こす『歯周病』その原因は、歯周病プラーク(歯周ポケット内の歯垢、歯周病菌を含む菌の集合体)

厚生労働省が行った調査によると、30代以上では、3人に2人※1の歯ぐきに何らかの所見が見られるのだとか。また別の調査では、35〜49歳の歯周病になっている人のうち、自覚がある人はたったの3割で、7割※2の人は自覚がないということもわかっています。

歯と歯ぐきの間にある溝を「歯周ポケット」と呼びますが、歯みがきが正しくできていないと、このポケットに「歯周病プラーク」(歯周ポケット内の歯垢、歯周病菌を含む菌の集合体)がたまり、歯ぐきの内部で炎症を起こすのです。

初期の歯周病(歯肉炎)では、歯ぐきの腫れや赤み、口臭などがある程度で、痛みのようなはっきりした症状はありません。しかし進行して歯周炎になると、歯を支える骨が溶け、歯がぐらぐらになり、最終的には歯が抜けてしまうことも……。

  1. ※1 出典:「平成28年歯科疾患実態調査(厚生労働省)」
  2. ※2 出典:2017年ライオン調べ
    (歯周病の自覚の有無アンケート35歳~49歳)

■歯周病は予防できる!
“歯周ポケットケア”のポイントは?

歯周病の原因である歯周病プラークを除去するためには、歯と歯のすき間の歯周ポケットを意識してみがく必要があります。歯周病を防ぐためにできる、基本のケアを紹介します!

ポイント1 ハブラシを当てる角度は45度!歯周病プラークを除去する、毛先みがきをマスター

まずは歯と歯ぐきの境目に45度の角度でハブラシを当てます。ハブラシを当てたら、軽い力で小刻みに動かし、5~10mmを目安に1~2本ずつみがきましょう。特に奥の方の歯と歯の間、歯と歯ぐきの間、奥歯の噛み合わせ部分には歯垢(プラーク)がたまりやすいので、丁寧にブラッシングを。

口の奥まで届いてしっかりみがけるコンパクトなヘッド、歯垢ポケットの汚れをかき出しやすい細い毛先のハブラシを選ぶこともポイントです。

ポイント2 浸透殺菌作用のあるハミガキと+αのアイテムを取り入れて、効率的にケア

正しいみがき方を身につけた上で、さらに、歯周病予防に効果的なケアアイテムを味方につけるとベター。

たとえばハミガキは、歯周病プラークを殺菌する作用のある成分が含まれた薬用ハミガキを選んでみましょう。
歯ぐきの腫れや口臭が気になる人は、ハブラシのほかに、歯間ブラシでのケアも取り入れたいですね。寝ている間は唾液の分泌が減って、口の中の細菌が増えるといわれているので、就寝前にデンタルリンスを使うのもおすすめです。

もちろん、セルフケアとあわせて歯科医院で定期的な健診を受けることも大切。歯ぐきの状態が気になっている人も、今のところ自覚症状がない人も……歯周病になる前に、30代の今から適切なケアを始めましょう!

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