ハブラシの選び方・使い方
歯周病のはじまりは、歯周病菌が歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)の中にたまって、増えていくことです。歯周病のケアに適したハブラシを選ぶことで、歯周ポケットの汚れをかき出し、キレイに保ちましょう。
歯周病セルフケアに適したハブラシ3つのポイント
- 1.毛先の細いもの
- 歯周ポケットを効果的にブラッシングするには、毛先が超極細になっているハブラシが適しています。
ふつうの毛先
※イメージ図
普通のハブラシは、毛の直径が約0.2ミリ前後。
毛の太さは均一です。
超極細毛の毛先
※イメージ図
超極細毛のハブラシの毛先は、わずか約0.01mm。毛の中程から根元に向かって適度に太くし、コシが出るように設計されています。
毛先が細いことで、歯周ポケットにも無理なく入り込みます。
- 2.ヘッドが自分の口に合っていること
※イメージ図
すこし小さめの方が、お口の中のすみずみまでブラッシングしやすく、汚れも落としやすいでしょう。
- 3.毛のかたさが適度なこと
※イメージ図
毛はかたすぎると歯ぐきを傷つけてしまい、やわらかすぎると汚れを落としきることができません。自分に合ったものを見つけましょう。
適切なブラッシングで、歯周病の原因をつくらない
歯周病ケアには、歯垢(プラーク)をしっかり除去することが大切。しかし、歯垢(プラーク)はネバネバしているため、水だけでは落とすことができません。適切なブラッシングを行うことで、確実に歯垢(プラーク)を落とすようにしましょう。
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歯と歯ぐきのすき間に45度の角度でハブラシを当てます。
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軽い力(150~200gが目安)で小刻みに動かします。5~10mmを目安に、1~2本ずつみがきましょう。
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※イメージ図
歯垢(プラーク)がたまりやすい場所を意識して丁寧にブラッシングをしましょう。
効果的にケアをするなら、ハブラシは1ヵ月に一度交換しましょう
毛先が開くと汚れの除去効果が約6割に落ちてしまいます。ハブラシを裏側から見て、毛先が横にはみ出していたら、交換の時期。毎月8日の「歯の日」を交換の目安にしてもよいでしょう。
ハブラシの植毛部の開き具合とプラーク除去率
※(公財)ライオン歯科衛生研究所調べ※日本小児歯科学会 1985
もっと知りたい! 歯周病のこと
※歯周病は歯肉炎・歯周炎の総称