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歯周病は国民病

30代以上の3人に2人が歯周病に。
知らず知らずに症状が進行

歯周病の有病率について年代別に見ると、30代から60代にかけての有病率が高く、30代以上では、3人に2人の歯周組織に所見が見られます。年代が上がるに従って、症状が進行した人の割合が増加。対象となる歯を喪失していく70代ごろまで、その傾向は続きます。

しかし歯周病は、初期の段階では自覚症状があまりなく、自分でチェックするのも難しいため、自分が歯周病であると気づかない人も多くいます。知らず知らずのうちに罹患して、進行していくところが、歯周病のこわいところなのです。

歯肉の所見の有無(15歳以上・永久歯)(歯周組織に所見ある場合を歯周病とする)
「平成28年歯科疾患実態調査(厚生労働省)」より

歯肉の所見の有無(15歳以上・永久歯)
(歯周組織に所見ある場合を歯周病とする)

「平成28年歯科疾患実態調査(厚生労働省)」より

  • 対象歯のない者
  • 歯周ポケット6mm以上
  • 歯周ポケット
    4mm以上6mm未満
  • 歯石の沈着(※1)
  • プロービング後(※2)の出血
  • 所見のない者

(※1)歯石の沈着の項には、歯周ポケットが4mm以上の者は含まない。(※2)プロービング:歯周ポケットの深さを専門の器具で測ること。

歯周病は歯の喪失原因第1位

ムシ歯は歯がむしばまれる病気ですが、歯周病は、歯を支えている歯肉/歯ぐき・歯槽骨※などの歯周組織が傷害される病気。歯と歯ぐきの境目にみがき残した歯垢(プラーク)が主な原因となり、歯周組織に炎症が起こる細菌感染症です。進行すると、やがて歯が抜けてしまうこともあります。

日本人が歯を失う原因としては、歯周病とムシ歯が二大原因となっていますが、40代後半からはムシ歯より歯周病のほうが割合が高くなってきます。全体としては歯周病が最も割合が高く、約4割を占めています。
※歯槽骨とは、歯を支えている骨のことを指します。

歯周病は歯ぐきの病気

日本人が歯を失う原因としては、歯周病とムシ歯が二大原因となっていますが、40代後半からはムシ歯より歯周病のほうが割合が高くなってきます。全体としては歯周病が最も割合が高く、約4割を占めています。

※歯槽骨とは、歯を支えている骨のことを指します。

歯の喪失の原因公益財団法人8020推進財団
「永久歯の抜歯原因調査報告」
(2018)