歯周病は国民病
30代以上の3人に2人が歯周病に。
知らず知らずに症状が進行歯周病の有病率について年代別に見ると、30代から60代にかけての有病率が高く、30代以上では、3人に2人の歯周組織に所見が見られます。年代が上がるに従って、症状が進行した人の割合が増加。対象となる歯を喪失していく70代ごろまで、その傾向は続きます。
しかし歯周病は、初期の段階では自覚症状があまりなく、自分でチェックするのも難しいため、自分が歯周病であると気づかない人も多くいます。知らず知らずのうちに罹患して、進行していくところが、歯周病のこわいところなのです。
(※1)歯石の沈着の項には、歯周ポケットが4mm以上の者は含まない。(※2)プロービング:歯周ポケットの深さを専門の器具で測ること。
歯周病は歯の喪失原因第1位
ムシ歯は歯がむしばまれる病気ですが、歯周病は、歯を支えている歯肉/歯ぐき・歯槽骨※などの歯周組織が傷害される病気。歯と歯ぐきの境目にみがき残した歯垢(プラーク)が主な原因となり、歯周組織に炎症が起こる細菌感染症です。進行すると、やがて歯が抜けてしまうこともあります。
歯周病は歯ぐきの病気
歯の喪失の原因公益財団法人8020推進財団
「永久歯の抜歯原因調査報告」 (2018)
もっと知りたい! 歯周病のこと
※歯周病は歯肉炎・歯周炎の総称